さとうブログ

住宅の今後について

2013年03月01日

 円安が進んでいます。この文章を書いている時点で、1ドル94円です。

数ヶ月前までは、1ドル75円程度でしたので、約20円も円安が進んだことになります。

輸出を行っている、またはそれに関連している業種にとっては、喜ばしい事と思いますが、

輸入している物品に関しては上昇することになると思いますので、喜んでばかりもいられないとは思います。

私達の生活に影響が大きいのは、エネルギー関係かと思います。

ガソリン・灯油の価格は上昇すると思われますし、それに伴い電気代も上昇するでしょう。

もちろん、石油2次製品にも影響は出てくるかと思います。

 ところで、2020年までに住宅を省エネ基準に適合する事が義務化されるとのことです。

世界的に見て、日本は省エネ基準のレベルが低いため、基準の数値も見直されるようです。

基準に適合する住宅にすると、建材や設備機器の仕様に制限がかかり、建築コストは上昇することと

思います。もちろん、その代わり、夏涼しく冬暖かい室内環境を維持することが容易になり、

ランニングコストは減少します。

 円安による資材価格の上昇、省エネ基準適合義務化による建築コストの上昇、

さらには震災復興のよる職人・資材不足に起因した単価上昇、消費税の増税・・・・・

今でさえ、安くない住宅がさらに高価になると、新築住宅の購入は困難になってしまうのでしょうか。

建築業を営む一員として、新築住宅の購入を希望する人たちの夢を壊すこと無く、住まいを

供給していきたいと考えております。

 

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