さとうブログ

後継者が

2014年02月15日

『組織は一度は栄える。しかし必ず腐り始める。いつまでも俺が棟梁ではあかん。

     一番腐るのは、上に乗ってるリーダーからや。今度は俺が席を譲る番や。』

鵤公舎の小川棟梁の言葉です。

 アベノミクスの経済効果か建設業界は人手不足、一時期不況時に職人の他業種への転職者が

増え、そのつけが今あるといいますが、私にはすぐに転職する心理が理解できません。

(徒弟制度の中厳しい修行、鎩錬を体験した私には転職は理解できません)

当地でも職人不足は深刻で、私達世代(アラカン)が若手!!

 若者は難儀を嫌い、安易な方向に走りがちですが、それに加え今の業界、会社組織の体質では

若手育成は困難かと思います。今こそ技術者養成に業界や会社が主体的に取り組み、

目先の利益を追求せず、先を見据えた政策が必要と思います。

 また、伊勢神宮の式年遷宮は職人技術育成が目的と言いますし、伝統技術者育成に民間一緒に

取り組むべきと思います。それには、技術専門校卒業者を実際の現場作業を通じ、技術指導者が

数年間指導する事が必要と思います。また、作業環境の改善も急務かと思います。

 小川さんの言葉が心に響きます。

私としても自己の立場を十分に理解していますので、これから努力していきたいと思います。

 

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